後編/NHK総合「助けて!きわめびと」@洗濯ものが片付かない!
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整理収納アドバイザー/Emiです。
3/19(土)NHK総合「助けて!きわめびと」に出演させていただきました。
ブログでは、テレビ放送の舞台裏を順にお届けしています^^
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「助けて!きわめびと」洗濯ものが片付かない!
テレビ放送の舞台裏を、ブログで記事にしています◎
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さて、2つめの極意は
「子どものアイデアが、子どもを動かす!」でした。
私は、答えを引き出しただけで、
具体的なアイデアは何ひとつ出していません。
翌日、作業がスタートしたとき、子どもたちから出た言葉は、
「早くやりたい!!」ということ。
何より一番大事なのは、子どものやる気!
これさえあれば、どんなことも乗り越えられますよね^^
まずは、「整理=モノの仕分け」からスタート。
実はわたしがお邪魔するのはこの1週間後。
その間にどこまで進んでいるのか‥。
ある日、ディレクターさんがお母さんに電話取材をしてくださいました。
そのメモがこちら。
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夫婦で衣類の収納をどうすべきか朝から話し合ったが、煮詰まった。
妻の「奥行きがあるケースは使いにくい」という意見に、
夫が機嫌を損ね、議論が進まなかった。
夫としては、きちんと寸法もはかって自分が買ってきたものを
捨てるのか!?という思いが強い感じがする。
自分としては、否定したわけでも、捨てるといったわけでもなく、
どうしたらいいか考えたかったが、とにかく会話にならなかった。
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テレビ放送では、BEFORE→AFTERまでの流れが、
すんなりうまくいったように映っていましたが、
実際には色々とありました。
お父さんは、今まで何か収納に困る、暮らしづらいと感じると、
「収納グッズ」や「家電」を購入されていました。
目立ったのは、パソコンデスクや、掃除用品ラック、など、
●●専用のもの。なかなか使い回しづらいものです。
でも、私としてはそれは全く悪いことだとは思いません。
暮らしに関心を持ってくださっているから、
そして、なんとかよくしたい!と思うからこその行動。
関心をもってくださっているだけで素晴らしい!と思います。
ただ、「物」をたくさん買うということで解決しようとする
解決のベクトルが少し違っていただけ、だと思うのです。
夫婦間に生じる問題は、ある程度想定していました。
いや、揉めて話しあい、それを乗り越えてまた次への解決が見えてくるから、
これも通るべき道だと思うのです^^(10歳も年下の若造がすみません)
もし、この状態がこのまま1週間たってもそのままであれば、
私がもういちどカウンセリングをし、
揉めている原因となった「奥行きがあるケース」の別の使い方をお話ししようと思っていました。
さあ、1週間後!
驚くことに、姉妹の部屋は、私が何も手をつけなくても、
ここまで形づくられていました。家族の手だけで、です!
「人を責めない、責めない〜」と唱えながら、
姉妹で散らかったモノを整理し、大量にゴミ袋が出たそうです。
何よりこの笑顔^^!
そして、この机の上の広さ!
床が見えてる〜!!
ベッドの上がすっきりしてる〜涙!
子どもたちが自分たちでここまでやったことをたくさん褒めました^^
本当にすごい!
今までは、机があったけれど、ぐちゃぐちゃでやる気がおこらず、
ダイニングに荷物を持って行き宿題をしていたそうなのですが、集中が続かないことが多かったそう。
でも今は自分から机に座り、勉強をはじめた。
と、お母さんが、この1週間の変化に、
本当に心の底からびっくりされていました。
「環境の変化」ってすばらしいです。
また、洋服をたたまずに、ハンガーにかけてそのまま収納するというアイデアも、
子どもたちの手によって、セットされていました。
以前は、クローゼットの前にベッドがあり、暗く、
また扉も開けにくかったので、制服も毎日出しづらいという状況だったのです。
途中の写真を撮影しておらずで申し訳ないのですが、
夫婦の寝室クローゼットで不要になっていた、
「奥行きのある引き出し」はここで活用することになりました。
1週間で完成したのはここまでで、
リビングには、整理途中のモノで溢れかえっていました。
再度訪れたときに、まずカウンセリング。
この1週間の様子をお伺いしました。
そうすると、夫婦で
何を捨てるか、何をおいておくかで相当喧嘩したけれど、
「自分たちがしたいのは、暮らしをよく
することだった。」と気がつかれ、
することだった。」と気がつかれ、
私がお話をさせていただいたときには、
ご夫婦でもうすでに同じ方向を向かれていました^^
色々とシナリオを考えていきましたが、取越し苦労におわりました^^
私が、大田家を訪れるとができるのはスケジュール的にこの日がラスト‥。
1日で大きな問題の解決と、今後の流れをお伝えせねばなりません。
まずは、
●洗濯乾燥機で下着やタオルを乾燥したあと、しまう場所
です。
洗面所にそれが作れればよかったのですが、スペース的に狭く、難しい。
目をつけたのは、洗面所のすぐ横。
そこは玄関です。
もともとリビングで使っていた姉妹の服の引き出しをここに持ってくることに。
お父さんが自ら気がついてくださり、みんなも最初は納得!
ただ、お母さんが、
「玄関あけてすぐなんて、どうなのかな・・・」
これも、お客様によくあることです。
自分はいいと思っているんだけど、
「人がみたらどう思うかな?どう思われるかな?変じゃないかな?」
これを意識しすぎて、
自分たちがどうしたいか、が見えなくなること。
いや、私も時々あるのだけれど^^;
自分たちの家なのだから、
誰にどう思われるか、ではなく、
自分たちでルールをつくっていくのが大切^^!
それをお話しさせていただき、全員納得で前に進みました。
当初、玄関をあけてすぐのところにあった下駄箱には、靴がたくさんつまっていました。
これを、子どもたちと一緒に、仕分けをし、
シーズンオフのものは玄関手前のひとつの下駄箱には収まりきらないので、
子どもたち自ら「クローゼットに持っていくわ!」と^^
ナイスアイデア!
一緒に仕分けをし、
下駄箱を移動させ、チェストを移動させ、
家具の裏側には長年積もったホコリがたくさんでしたが、
姉妹が掃除機をかけてくれ、すっきり!
いつも意識していることですが、
新しいものを買わずにできるだけ「あるものを使い回す」。
とくに今回は、いつも「モノ」を買って解決しようとしてきたお父さんに、
ぜひこのことをお伝えしたいなと思っていました。
そのためには、AFTERを、家にあるものでつくる!こと。
お金と時間をかければ、もっと見た目を美しく、
同じもので揃えたりラベンリグしたりと、アドバイザーとして見た目を整えることはできるのですが、
今回は「ご家族の力で、家にあるもので工夫をする」ことに重きをおきました。