『スタッフの仕事を通して、その人となりを、私の視点で描くシリーズ』はじめます。
OURHOME Emiです。毎年なのですが年始は書きたいことが溢れます^^
今日は、『スタッフの仕事を通して、その人となりや仕事の仕方を、私の視点で描くシリーズ』(シリーズになるのかならないのかは、今後の私次第なのですが。笑。)
「今までは、捨てられるチラシをつくってきたから…」
OURHOMEのデザインを担当してくれている、1年ほど前に入社したスタッフ丸中。
入社してすぐお客様担当としてものすごい力を発揮し、できればそのまま続けてほしかったけれど、彼女の持つ「デザインする力」は他のだれにも真似ができなくて現在は、デザインをメインとして仕事をしてくれています。
OURHOMEのパンフレットやバナー、お店のPOPなど、この一年でぐっとデザイン性がアップしました!
その丸中が、会社の忘年会から帰るときに
「これまでの仕事人生で感じたことのない、清々しい気持ちを感じた」と話してくれました。
お買い物してくださったお客様の荷物に同封する、Life Magazine は毎月更新してお届けしています
丸中は前職は誰もが知る食品メーカーで11年働いたあと、二人の娘の子育てと仕事のバランスをとりたいこともあって、OURHOMEへと入社してくれました。
前の会社のその部署では、自分でデザインを勉強し仕事をつくってきたそうで、いわゆる「誰かと相談しながらものをつくる」ということをしなくても、自分の判断ですすめることができる仕事だったそう。
でも振り返れば、食品関係のチラシはすぐに捨てられるものばかりで、OURHOMEに入ってはじめて
「誰かが大切に残してくださるものをつくる喜びを知った」と話してくれました。
そうか…私は今まで、書籍をつくり、商品をつくり、そういったものを作る喜びの先に、みなさんがそれを残してくださることを当たり前のように思っていたのかもしれない…と少し反省しました。
誰に、何を伝えたくてつくるもの?
お客様の中にはこのLife Magazine を集めてくださる方も^^
前職では、ひとりでデザインの仕事をすすめ、ひとりで完結する仕事だったという丸中。
でも、OURHOMEでは、もちろんのこと、私の意見、スタッフの意見が入ります。ただかわいい、ただ素敵だけではダメで、私がいつも聞くのは
「それは、誰に何をどう伝えたくて作るものなんかな?」
OURHOMEらしさをひとことにするのはとっても難しいのですが、でも、ゆずれない真ん中の部分があって。ひとりよがりの内容ではなく、せっかく読んでくださり、目にしてくださる皆さんに何か伝わるものにしたい、という思いがあります。
丸中は入社当初、その難しさをずっと感じていました。
ひとりでやるほうがずっと楽かもしれない、でもみんなで作り上げるから楽しくて面白い。そんな思いを知ってほしいなとも思っていました。
もともと勘がとってもよい丸中!一年でずいぶん成長し、いや、かなりのスピードで成長し、
「あ、これってOURHOMEらしいね、うーん、これはちがうね」と少しずつ共有できるようになりました^^
途中で相談する難しさ
丸中家のスタディールーム
丸中は、字も綺麗で、家事も完璧。たぶんOURHOMEで一番おうちが綺麗!(私より!笑)
そんな彼女は、入社してすぐのころ「仕事は完璧な状態で人に見せたい!」という強い思いがあったんです。(昔の私もそうだったから気持ちがよくわかる~~~~!)
でも、私が社会人人生を16年歩んできて思うのは、完璧な状態でみせると、もうそれ以上のものにはなりえないし、ガチガチすぎて膨らまない、面白くない。ひとりよがりの企画になる。
だから、ふんわりした状態で見せて、揉んで、膨らまして、一回谷底におちて(笑)、そこから見えてくるものもある。単純な道筋で進んでいったものは、それなりのところで終わってしまうと思っているんです。
「ちょっとみせてね~」と私が言っても、
「いや、まだできていなんです~もう少ししてから見せますね…」
と入社当初言っていた丸ちゃんでしたが、最近はふんわりと相談してくれることや、いくつかのパターンを見せてくれることも増えてきました。この数ヶ月でとくに、自分から提案してくれることも増えました。
今月のお届けは、丸中アイデアで「今年の漢字一文字」をスタッフ全員宣言コーナー
ついに完成した、会社案内!
法人化して6年目となる今年、すこしずつ組織になってきたOURHOME。
「そろそろ企業様とのお仕事の際に、会社案内があったほうがいいんじゃないでしょうか?」とのスタッフの一言で、動き始めた昨年秋。20ページの大作が仕上がりました^^
ちょうど忘年会の日、オフィスに冊子が届いたとき、感動して泣いていた丸中。この1冊がまた新しい仕事を生み、新しいお客様と出会えるツールになるね^^
さきほども書きましたが、とっても勘がいい、人の気持ちがすごくわかる丸中。だからこそ、空気を読みすぎてしまうのが彼女のいいところでもあり、これからステップアップしていきたいところでもある。
自分の意見をもっと言えるような環境をつくり、もう一皮むいてあげたいなあと思うこの頃です^ ^