「子どもの防災ポーチ」何を入れたらいい?
スタッフ上垣内です。東日本大震災から10年目となる今、「もしもの時」について、これまでよりも考えるようになりました。
特に気になるのは、行動範囲が広がってきた小学生の子どものこと。
そこで今回は、子どもに【防災ポーチ】を持たせているスタッフ佐藤に話を聞いてみました。
子どもの防災ポーチ、何を入れたらいい?
スタッフ佐藤の娘の防災ポーチ
上垣内
「今日はしっかり者という印象がある佐藤さんに、子どもの防災について聞きたいなと思っています。
インスタグラムでもご紹介した、小2の娘ちゃんの防災ポーチについて教えてもらえますか?」
インスタグラムでもご紹介した、小2の娘ちゃんの防災ポーチについて教えてもらえますか?」
佐藤
「しっかり者というか、すごく心配性なだけかも^^;
子どもの防災ポーチには、
- マスク&ばんそうこう
- ティッシュ&ウェットティッシュ
- ゴミ袋
- 塩飴
- お金を少し(350円)
- 家族の連絡先などを書いたカード
を、入れてるよ。ポーチは100円ショップで買ったビニール製のものを使ってる。」
上垣内
「結構たくさん入ってるんですね。でも、どれも買い足さなくても家にあるものでまかなえそう◎
ゴミ袋は何に使うんですか?」
ゴミ袋は何に使うんですか?」
佐藤
「ゴミ袋は、Emiの新刊の防災に関するページを読んで追加したんだけど、穴をあけたら雨よけにもなるし、防寒にも役立つよ◎」
上垣内
「なるほど〜! ゴミ袋って、いろいろと使い道があるんですね。
あと、お金の350円っていう数字が気になったんですけど。」 佐藤
「もしもの時に、ペットボトル2本ぐらい買えたら安心だな〜!と思って350円にしたよ〜!」 上垣内
「ペットボトル2本分! そう聞くと、ちょうどいい金額な気がしますね^^」
上垣内
「なるほど〜! ゴミ袋って、いろいろと使い道があるんですね。
あと、お金の350円っていう数字が気になったんですけど。」 佐藤
「もしもの時に、ペットボトル2本ぐらい買えたら安心だな〜!と思って350円にしたよ〜!」 上垣内
「ペットボトル2本分! そう聞くと、ちょうどいい金額な気がしますね^^」
自分で話せなくても、カードがあれば伝わる
上垣内
「“家族の連絡先などを書いたカード”には、具体的にどんなことを書いてるんですか?
佐藤
「カードには
- 私と夫の名前、電話番号
- 会社の名前と連絡先
- 子どもの名前、小学校名、クラス
- 子どものアレルギー情報
を書いているよ。
もし子どもが自分でうまく話せなくても、このカードさえ見てもらえたら伝わるかなと思って。」
上垣内
「見せるだけで伝わるって大事ですね!
もしもの時は子どももパニックになるだろうから、普段覚えていることでも忘れちゃうかもしれないし…。
自分の身を守るためのものと、必要な情報がまとまっている防災ポーチがあれば、“これがあるから安心”と思えそうですね。」
佐藤
「そう、それ! 心配性だからこそ安心感がほしくって。
平日の日中は家族がバラバラだから、お守り的に防災ポーチを持たせてるかな。
平日の日中は家族がバラバラだから、お守り的に防災ポーチを持たせてるかな。
ポーチの中身は1年に1度はチェック。カードの情報は進級したタイミングで見直してるよ。」
行動範囲が広がるからこそ、持たせたい
スタッフ上垣内が息子に持たせている鍵
上垣内
「うちの息子はいまは学童に通っていて、自宅→学校→学童→自宅って感じで、常に大人の人と一緒にいることが多かったんです。
「うちの息子はいまは学童に通っていて、自宅→学校→学童→自宅って感じで、常に大人の人と一緒にいることが多かったんです。
でも、この3月で学童も卒業。
これから行動範囲がどんどん広がりそうだし、“平日の日中は家族がバラバラ”って言葉を聞いて、もしもに備えて防災ポーチを持たせたい!って強く思いました。」
佐藤
「上垣内ちゃん、防災のこと考えてそうなのに意外かも〜。」
上垣内
「水とか災害用トイレとか、自宅の備えはわりと気を配ってるつもりだったんですけど…。
子どもがひとりで過ごすときのことは、あまり考えられてなかったです…。」
あ、唯一“ホイッスル”だけは、子どもが持ち歩く家の鍵につけています!」
佐藤
「ホイッスル! 私も持たせたいと思ってたのにいつの間にか頭から抜けてた〜。さっそく探してみよ〜!」
大人がいない時の、もしもの避難先は?
佐藤
「防災ポーチを持たせる以外に私が普段の生活で心がけてるのは、『地震があったら、ここに避難するよ〜』って、避難する場所を子どもたちに伝えること。
うちは津波が想定されてるエリアで、もしもの時は津波指定避難ビルになってるマンションに行こうと思ってて。買いものの帰り道なんかに、『地震が起きたら、あそこに行くよ〜』って指を差して伝えてるよ。」
上垣内
「そっか、避難場所を普段から意識しておくのは大事ですね。
息子も高学年になって外で遊ぶことが増えそうだし、『外で地震がおきたら学校に行くように』って伝えておこうと思いました。」
「そっか、避難場所を普段から意識しておくのは大事ですね。
息子も高学年になって外で遊ぶことが増えそうだし、『外で地震がおきたら学校に行くように』って伝えておこうと思いました。」
佐藤
「うん、それはいいかも^^
こうやって誰かと話すと、足りないことに気がついたり、こうすればいいかもって思いついたりするよね。
これからも、ときどき防災のことを話していけたらいいね。」
*
子どもと離れている時に起こる「もしもの時」について。
防災ポーチの準備や避難場所の確認をして、親子共に少しでも安心できるようにしたいなと思いました。
(スタッフ上垣内)
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