あっちがいいかな?こっちがいいかな?人生は選択の積み重ね。
OURHOME Emiです。
以前、ラジオvoicyでお届けした「あっちがいいかな?こっちがいいかな?迷った時どうする」というお話。
今回はその内容を文章でご覧いただけるように、改めてまとめてみました。
ーーー いただいたご質問 ーーー
私は迷って迷って決めたのに、あぁやっぱりあっちの方がよかったな、ああすれば良かった…など、後悔することが多いので、迷って決めることが苦手です。
例えば「このデザインの服が欲しい!でも色が2つある。どっちの色にしよう?」
家に帰って悶々と考えて決めた色でも、なんでこっちの色にしたんだろう?と思ったり…。
どっちの道に行こう?どっちの駐車場に停めよう?どっちのランチにしよう?など、パッと決めないといけないことなども、あっちにすれば良かったかなぁ…など後悔することが多いです。
人は迷った時にどうやって決めていくんだろう?それが最近の悩みです。
Emiさんは「おかたづけ育」でも“人生は選択の連続だ”とおっしゃっていました。納得いく選択をするためのコツなどがあれば教えてください。
(ラジオネーム サツさん)
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中学の部活選びも「選択の練習」
「こんなに悩んだのは人生で初めて!」と、目をキラキラさせながらたくさん話をしてくれた娘。
中学1年生になったばかりの娘は、今まさに部活動を選ぶタイミングです。
息子は学校の部活動には入らずに外部のサッカーチームにも所属することが決まっていたので、今は選択することがないんですが、娘は部活の体験に何度も行って「どこの部活がいいかな〜?」とちょうど悩んでいるところでした。
今日はそれぞれの部活のメリットデメリット、例えば
- 朝練があるかないか
- どれぐらい練習できるか
- 先生の雰囲気はどんな感じだったか
などを書き出して、自分で○や△、×をつけて、考えを整理していました。
そんな娘に私が話したのは「たぶん今は考える練習とか選択する練習をしてるんやと思うよ」ということ。
将来の高校や大学選び、就職活動。引っ越しをしてどの家に住むか、結婚相手や結婚式場だってそうですよね。
人生は、常に選択の連続だと思うんです。
娘は今、自分の中の感覚を大事にしながら選択の練習をしています。
親ができることは、ただ話を聞いて見守ること
- 本当にこれが食べたい?
- このペンを使って、自分が気持ちいいと思える?
そんなふうに、全てにおいて毎日は選択の連続。
そして日々選択の練習をしていると、大きな選択の時にも自信をもって選べるようになるんじゃないかなと。
私は、親が子どもにできることは「こっちがいいよ!あっちがいいよ!」と言うことではなくて、ただただ話を聞いて、見守ることだと思っているんですね。
親が思う方向に無理に導いてしまったりすると、自分で考える機会を奪っていると思うんです。
例えばおもちゃの整理ひとつとっても、親が判断するんじゃなく、子どもが残したいと思ったものを置いておく。すごく高かったものでも、いらないと判断してもいいと思います。もしあとで後悔してもいいんです!それは後悔をする練習でもあるのかなと。
ちっちゃな頃から自分で選ぶ、後悔もする。それを積み重ねるのはすごく大事なことだと思います。
うまくいったことを振り返ってみる
でも、ご質問者さんが今から子どもの頃に戻って、選択を繰り返してやっていくことはできないですよね。
じゃあどうしたらいいか?ということなんですが、ご自身がこれまでしてきたすべての選択に対して「あっちの方が良かった…」と思ってるわけじゃないと思います。「うまく選べたな!」と思っていることや経験がきっと何回かはあると思うんですよね。
例えば服選び。うまくいったな!と思うことが何回かあったとしたら、じゃあその選択はどういうかたちで導き出したのかな?ということを振り返ることがすごく大事だと思っているんです。つまり、うまくいった方法はどうやって自分が選んで来たのかな?と考えるって事ですね。
後悔していることを深く考えてもマイナスな気持ちしか浮かばなかったりするので、そこを掘り下げて考えるよりはうまくいったときはどんな風に選んできたのかな?を考えてみてください。
自分ひとりで決めた時がうまくいった!という人もいれば、いつも横にいてくれる人が最後に後押しをしてくれた時がうまくいった!という人もいるかもしれません。全部が全部自分で決めることが大事というわけでもないと思います。
自分が今まで後悔せずに決められたなって思う時はどんな導き方だったのかな?っていうことを振り返ると、意外と共通点があるんじゃないかなと思います。
私の場合は、最初の直感で誰にも相談せずに決められた時
ちなみに、私が今までうまくいったことはというと、例えばお仕事のお話が来た時に最初の直感で誰にも相談せずに決められたものですね。それは、自分の中で、絶対うまくいく!って感じているということなんですよね。
一方で「どうしようかな、これどうしようかな…」と迷いながら誰かに相談することっていうのは、結果うまくいかなかったり、お断りすることになることが多いなという印象です。
もちろん、全部が全部直感ですぐ答えが導き出せるかというとそうではなくて、悩むことや考えることもあるんですけど。最初の直感で誰にも聞いたりせずに、自分の中でパッと答えが出ることが、結局うまくいってることが多いなあというふうに感じています。
今日これを読んでくださっている方の中にも、たぶん自分の選択にいつも自信がなかったり、迷われている方もいらっしゃると思うんですけど。でも、自分の人生で100%毎回そうっていうわけじゃなくて、時にすごくうまくいった!そういう選択ができたとしたら、どういう導き方をしたのかな?っていうこと考えてみてはいかがでしょうか。
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