コロナ禍入社、25歳の中島さんと。上司とのコミュニケーションどうしてる?
OURHOME Emiです。
今回のよみものでは、25歳の中島さんとの対談をお届け。
中島さんは、東京の新築マンション企画のお仕事でご一緒している「伊藤忠都市開発」さんの社員で、先日ご紹介した、アラフォー世代の室井さんの後輩にあたります。
入社3年目、コロナ禍まっただなかの入社で、マスクで写真の顔と名前もわからない…。
私たち世代とはまったく違う環境の中で何を感じ、今の20代はどんなふうにコミュニケーションを取っているのか、いろいろ聞いてみました。
保育園児2人を抱えるワーキングマザー、
室井さんとの対談はこちら▼
「わたし、実験中なんです。」50人の部署で女性は5人。仕事と子育て、両立のリアル。」
「“チャレンジ”と“強要”は紙一重」アラフォー世代の、社内コミュニケーション。」
コロナ禍での入社、出社は3ヶ月後。
Emi
「中島さんはいま入社3年目でしたよね。3年目ということは、入社式はちょうど緊急事態宣言が出ていたころでしょうか?」
中島
「はい。入社式は対面であったんですけど、その後の研修などは全部オンラインで。例年は5月に配属なんですけど、7、8月までずっと自宅研修で。同期にも会えずでした…」
Emi
「え〜〜〜!私たちの世代からすると、入社式があって、そのあとみんなで研修をして飲みに行って騒いでみたいなイメージだけど。メンタルは大変じゃなかったですか?」
中島さん
「ひとりの時間が本当に多くて、まったく誰ともしゃべらない日もあったので、さみしかったり、不安になったりすることはありましたね。その時は違う会社で頑張っている大学時代の同期たちとテレビ通話で近況報告をしたりしていました」
Emi
「なんかもう泣きそうになる…。そっかぁ…。そんな中で、突然会社に出社することになってどんな気持ちに…?」
中島さん
「会社に行っても知らない人だらけで、マスクをしているから名前と顔も一致せずっていう感じで。最初の3、4ヶ月は結構プレッシャーで、みんなでランチにも行けないし、正直会社に行くのも嫌だなって思っていました」
Emi
「そっかぁ…。けど、それはメンタル強くなるよね!
その状況を私たちは全く経験していないけれど、それを“かわいそう”っていうのはまた違うと思っていて」
中島
「はい。逆に今は制限がゆるまってきて、課のみなさんとランチに行けるのがすごく楽しいです!」
Emi
「そうなんだね〜。これからきっと、もっと楽しいことがいっぱい待っていると思うよ!」
社内でのコミュニケーションは?
Emi
「コミュニケーションがなかなか取りづらい中で、若手として気をつけていることはありますか?」
中島さん
「相手が会社にいるときは、積極的に声を掛けにいこうとは意識しています」
Emi
「えらい!すばらしいね!」
中島さん
「ちょっとしたことだったらメールで聞くこともできるんですけど、直接面と向かって『これ教えてください』と言った方が、お互いの考えていることがわかるというか。どんな考え方を持って、その回答をしてくださったのかも良くわかるので」
Emi
「すごい!入社3年目の子がこんなに一生懸命努力してるんだから、上の世代はみんなもっとしゃべりかけて〜!って思う。
でも私の周りも若い世代には遠慮している感じがすごくあって。パワハラにならないかな?とか、嫌がられたりしないかな?とか。その空気って感じる?」
中島さん
「感じますね。例えば上司と話していて『これ言ったらセクハラにならない?大丈夫?』とか。けど、私はもっとぐっと踏み込んでほしいなって思うこともあって、その距離感のとり方は難しいかなって感じるところはあります」
Emi
「なるほど〜。でもそれって、もしお互いに遠慮してコミュニケーションが平行線なんだったら、すごくもったいないよね」
中島さん
「なので、その壁を打ち破るためにも自分から話にいってる感じです」
Emi
「うんうん。私たちも新しいスタッフが心を開いてくれるように、こっちからも踏み込んでコミュニケーションを取ろうとしたり、休憩スペースにちょっとお菓子を置いたり、話のきっかけみたいなことを積極的につくるようにはしています。
OURHOMEには20代のスタッフはいないけれど、読者さんやvoicyのリスナーさんは20代の子とどういう風にコミュニケーションを取っていいかすごく迷ってる方が多くて。だから中島さんみたいに、積極的に声をかけるのはすごくいいことだと思う」
中島さん
「ありがとうございます。でもたぶんそれは、若いスタッフが質問をすると優しく答えてくれる社内の雰囲気のおかげです。また次に聞きにいこうと思える、いいサイクルがあるからだと思います」
世代の違う友達をつくる。自分を表現する方法を持つ。
Emi
「中島さんは、以前、この先結婚や出産を経験して、そこで得た新たな気づきを落とし込んだマンションづくりをしていきたいとおっしゃっていたけれど、それは今からでもできるんじゃないかな?と思っていて。
例えば、世代の違う友達をつくることによって、その人のリアルな実生活を物件に落とし込んだりとか。自分や身近な人の実感ベースの思いや言葉があると、社内でも企画が通りやすいと思うし、実際にいいものができるんじゃないかなと思います」
中島さん
「実は、いま休みの日に朝の5時半からランニングをしています。その中には30代、40代の方もいらっしゃって」
Emi
「え〜!朝5時半から!?」
中島さん
「みなさんすごくお元気で、スポーツの力ってすごく大きいなって改めて感じていて。なので、これから自分がつくっていく物件でもスポーツをもっと身近に感じられるように、例えば土間をつくったり、バルコニーでヨガができるスペースをつくったりしてみたいなというのが、ひとつ目標としてあります」
Emi
「なるほど〜!『土日に朝5時半からランニングしている人が企画に入っている』というのは、すごく強いと思う!ちなみに、その仲間はどうやって見つけたの?」
中島さん
「私はもともと陸上部なんですけど、その友達がランニングのコミュニティを運営していて、そこに入って輪が広がっていきました。年代も職種もバラバラな人たちと15kmぐらい走っています」
Emi
「すごく魅力的だね〜!走ることは歳を重ねてもできることだし、自分を表現する方法のひとつとして走ることをもってるのはすごくうらやましい」
中島さん
「走ってると頭がすっきりして、平日はゆっくり考えられないことを考えられたりとか。しゃべりながら話すことで新しい気づきもありますし、自分にとってのいいリフレッシュにもなっているのかなと思います」
Emi
「私は高校から22歳までダンスを続けていて。社会人になってからは全然やっていなかったんだけれど、38歳になって高校の部活の先輩に声を掛けてもらって再開。最初は2人でやっていたのが、3人、4人となって、今では6人!高校の部活の仲間とまさか40歳になって踊るなんて笑」
中島さん
「すごい!」
Emi
「すごいでしょ笑!すごく不思議なんだけれど、何年間かを濃密に過ごした仲間っていうのは、何年経って会っても変わらなくって。スタジオに行くとあの頃の自分に一瞬で戻って、1時間ぐらい踊って、1時間半ぐらい飲んで解散!」
中島さん
「サイコーですね!」
Emi
「夜はちゃんとお母さんの仕事もするんだけど笑。 母でもなく、仕事のEmiでもなく、自分に戻れるすごく大事な時間で。スポーツに限らずだけど、自分を表現できるものを持っていて良かったなぁって。だから中島さんもぜひこのまま、走ることを続けているときっといいことがあるんじゃないかなと思います」
*
仕事も暮らしも、休日の過ごし方も、自分で選んで人生をデザインする。自分の意見を持つ。
20代の若いころから、そういったことを自然にできている、って素晴らしいことだな!と、中島さんのお話を伺って感じました。
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中島さん、室井さんと一緒に“間取りのない家”のプランを考えた「クレヴィア西葛西」新しいタイプのお部屋が公開となりました◎
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