前編/NHK総合「助けて!きわめびと」@洗濯ものが片付かない!
OURHOMEをご覧くださりありがとうございます。
整理収納アドバイザーEmiです。
3/19(土)NHK総合「助けて!きわめびと」に
整理収納アドバイザーとして出演させていただきました。
まずは、テレビ放送をご覧くださったみなさまありがとうございました^^
そして、見られなかった〜という方のためにも、
是非お伝えしたいなと思い、
本日から、今回のテレビ放送の舞台裏を、
前編/中編/後編 にわたってお届けします。
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「助けて!きわめびと」洗濯ものが片付かない!
テレビ放送の舞台裏を、ブログで記事にしています◎
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団地にお住まいの6人家族。
この春から奥様が、お仕事復帰されるご家族からのご依頼。
16歳・13歳・10歳・1歳の4人のお子様がいらっしゃる大田家の、
「洗濯物が片付かない!」のお悩みを、
どう解決していくか?
を追ったドキュメンタリーでした。
年末にディレクターさんからご依頼いただいた時に、
ご家族構成は教えていただいていたものの
番組の方針で、事前に大田家のみなさんにお会いすることもできず、
お邪魔してお話を伺う事も出来ない状態。
台本一切なしの、本当にありのままの流れでいく番組です。
さらに、大田家には
「どの「きわめびと」が来るのか?男性なのか、女性なのか?」
も知らせていなかったとのこと!
ですので、撮影ではじめてピンポンとお邪魔したときには、
すごく戸惑っていらっしゃいました。
(そりゃそーだ!全然知らない人が来たのですもの^^;)
まずは、私の簡単な自己紹介をさせていただき、
そして、お宅を拝見させていただきました。
写真はほんの一部です。
16歳から1歳までのお子様が4人。
そして、この春から仕事復帰が待っている。
なんとかしたい!と思い、試行錯誤したものの、
なかなかうまくいかない…とのこと。
奥様の表情がすこし暗いのが気になります。
テレビ放送でも流れていましたが、休日の洗濯には数時間かかり、
平日も、畳んでいない洗濯ものがたまっていると、
ご主人は夜中1時に帰宅後、スーツを着たまま、それを畳むこともあるというのです。
奥様は、そんな状態でご主人に申し訳ない…と思うものの、
1歳のお子様と一緒に寝落ちしてしまう日々。
それでもずっとそのままにしてきたわけではなく、
お子様たちに、自分でやってもらおうと、
お父さんのアイデアで、乾いた洗濯ものを入れる子ども別のカゴを用意したりと
頑張ってこられたのです。
でもそのカゴの数を数えてみると、なんと合計36個!
ご家族もびっくりされていました。
いつもこのカゴに洗濯ものがたまり、
結局引き出しにしまうことをせずに、
カゴから直接服を着るのがだいたいのパターン。
このカゴに着たいものがなければ、
・子どもたちは、「どこにあるんよ〜!」とお父さんお母さんに怒り、
・お父さんお母さんは、「もう大きくなったんだから自分でやってほしい!」
とお互いが、お互いを責める構図がそこにはありました。
どこのご家庭でも、
多かれ少なかれこういった責め合いというのはあるのではないでしょうか。
私がずっと、レッスンやセミナー講座でお伝えしているのは
「人を責めずに、環境から変えていこう!」
と言うこと。
理想のように聞こえるかもしれないけれど、
そう思い、実践することで多くのご家族が変わってきている姿をたくさん見てきました。
●たんすに洋服を戻せない、子どもたちが悪いわけではない。
●子どもたちにしつけができなかった親が悪いわけではない。
人は誰も悪くなく、
●きっと、「洗濯ものを戻しにくかった環境」が悪いだけ^^!
そう思うことで、
敵がひとつになり、家族でその環境をどう変えていったらいいか考えよう!となれるのです。
「人を責めずに、環境から変えていこう!」
という極意(放送ではこのように呼んでいました)を伝えるために
私がご両親をお連れした場所は、保育所!
ご両親には、
事前にどこへ行くかも伝えず、だったので、
おふたりは、
「おすすめの収納グッズを買いに、ホームセンターに連れていかれる」
「洗濯ものの畳み方を学ぶために、クリーニングやさんに連れていかれる」
と思っていたそうなのです!笑。
収納グッズを買うのだと思って、
お金を用意してきたとまでおっしゃっておられました。
私が、極意を伝えるために、保育所を選んだのは、
「小さな子どもたちが、自分のことが自分でできるような工夫がたくさん散りばめられているから」です。
何かができないのは、人が悪いわけではなく、
環境から整えて行く事で、小さな子どもでもできる!ということ。
ブログや著書でも何度もお伝えしているこのことを
実際に、目で見てもらえるよう、お連れしました。
ほら、トイレには、スリッパを揃えたくなるように、
ビニールテープで枠がつけられています。
登園後の、動線が考えられていたり、とってもシンプルで子どもたちが動きやすい。
他の場面もたくさん見ていただきました。
事前に何もご両親にお伝えしていなかったこともあって、
正直言って、どこまで伝わるか未知の世界…だったのです。
でも、このあと保育所のなかで、
「人を責めずに環境から変えて行こう」とお話したときに、
奥様が涙を流されました。
「家が片付かないこと、
子どもが片づけられないことは、
仕事をしている私が悪いのではないか、
私がしつけを上手にできなかったのではないか、
自分の母のように綺麗に片づけることのできない自分を責めつづけてきた…
だから、この極意をEmiさんから聞いて、自分を責めなくてもよいのだとほっとした…」と。
それを聞いて、私も、スタッフさんも、そして横できいていらした保育園の園長さんも涙…。
すべてを語ることは控えさせて頂きますが、
いろんなことがあり、ここまできたのだ、と。
この涙をうけ、スタッフさんと一同
「大田家の暮らしをなんとかよくしたい!」と改めて誓ったのでした。
この日は、
ご両親にこの極意を伝えることにとどめ、
夕方から子どもたちひとりひとりにカウンセリング。
ここが肝心です。
わたしの自己紹介をし、
子どもたちの気持ちに寄り添いながら、どんなことを考えているのか、
どうしたいと思っているのかな?、など を、聞いてゆきます。
朝9時から夜の20時までかかり、
初日は終了となりました。
その後、
スタッフさんと打ち合せをして、翌朝にのぞみます。
つづきは、次回に^^!
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「助けて!きわめびと」洗濯ものが片付かない!
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